共通テストで時間が足りない受験生へ!文章題は本文を読まなくても正解を選べます!!

共通テストで一番困難なことは時間内に全ての問題を解ききることです。
特に国語の現代文と英語の長文読解は時間をかけすぎて、最後まで解ききれない受験生も多いことでしょう。

今回は長文読解の問題で本文を読まずに問題に答えることができるテクニックを紹介します。
これらのテクニックを身につけることができれば、共通テストで時間が足りないという悩みからは解放されるでしょう!!

本文を読まなくても正解が分かります

最初に本文を読まなくても消去選択肢を紹介します。
問題の難易度によっては紹介する方法だけで正解以外の選択肢がすべて消えてします問題もあります。本文を読まなくても解けてしまうので大幅な時間短縮に繋がります。

このレベルの問題が解ければ平均点超えは余裕ですし、余った時間で高難易度の問題に取り組みやすくなり高得点が狙えるようになります。

断定表現の選択肢は不正解

まず、断定表現の選択肢は100%不正解です。(←断定表現していますが、これは本当です。)

国語であれば、絶対に~、いつも~、必ず~、~だけ などの表現が当てはまります。
英語であれば、always、never、everyなどの表現です。

これらの断定を使用されている問題は絶対に不正解です。
なぜなら、完全に決めつけた言い方は問題作成者の視点から考えるととても危険だからです。
読む人によってニアンスが異なってしまう文章において、作者の主観的な解釈で「絶対に~である」と断定してしまえば、反論されてしまう可能性が高いです。
正答が違うと反論があれば、採点に公平性が保たれません。

そのため、問題作成者は正答の選択肢に断定表現を使うことを避けます。
ゆえに、断定表現が使われている選択肢は不正解なのです。

曖昧な表現をしている選択肢が正解

断定表現を使用している選択肢が不正解であるなら、どの選択肢が正解なるでしょうか。
正解の選択肢は曖昧な表現をしている選択肢です。

選択肢に広い解釈を持たせることによって、不正解ではないのかという反論から逃れるためです。

一見、曖昧でごまかしている文章は自信がなさそうで不正解ではないかと思ってしまうかもしれません。
しかし、意図的に曖昧さを持たせることで、読み手の解釈のニアンスが異なっても正解になるような選択肢にしています。

そうすることで、共通テストの公平性を保っています。

正解の選択肢は断定表現を使用している自信満々な文ではなく、曖昧な表現をしていて自信なさげな文です。
そのため、自信なさそうな文を選んであげましょう!!

選択肢を作るパターンを知ることで正解を選びやすくなる

自信なさげな曖昧な表現を選んでいけば平均点以上は軽く狙えますが、高難易度の問題となると曖昧表現が2つ以上出てきて選択肢を1つに絞ることができなくなってしまいます

共通テストで8割以上の得点を取りたい人は、問題を作るパターンを知ることで正解を選びやすくなるので、パターンを憶えていきましょう!!

選択肢を作る上でよく使われるパターンは次の5パターンです。

  1. 反対(正解とは全く逆の意味を主張している)
    正解の選択肢とは正反対のことを主張している選択肢です。
    分かりやすいものは、個人⇔集団、朝型⇔夜型、デジタル⇔アナログなど対義語を使用している選択肢です。
  2. すりかえ(本文中の表現を使っているが異なる主張で引用している)
    本文中の表現を使用しているが全く違う使い方をしている選択肢です。
    国語や英語の本文中に答えがあるというのを逆手にとっています。
    本文中と全く同じ表現を使っているので、書いてあったと早とちりして、選んでしまうかもしれませんが、不正解です。
  3. 言い過ぎ(筆者の主張を誇張している)
    本文中に書かれていることを誇張してしまっている選択肢です。
    この選択肢は断定表現が使われることがほとんどなので、読んだ瞬間に選択肢から外されていると思いますが、パターンとしてはカウントしておきます。
  4. 不足(曖昧すぎて何も主張していない)
    曖昧にしすぎて何も主張していない選択肢です。
    先に曖昧な表現が使用されている選択肢が正解と述べましたが、冷静に考えると曖昧にしすぎて何にも主張していない文章があります。
    このパターンが一番くせ者です。曖昧な表現が2つ残ってしまったら、勘で決めてもよいと思います。
    このレベルの問題は自信を持って答えられる受験生はいないと思うので、他の問題に時間を使って確実に得点を稼ぎましょう!!
  5. 勝手なことを主張する(本文中に全く書かれていない常識を主張している)
    本文中に書かれていないが、世間の常識が書かれている選択肢です。
    世間的には間違っていないことが書かれているため、正解と思ってしまいます。
    しかし、常識でも本文に全く書かれていないことは正解になりません。

以上の5パターンが問題作成に用いられる手法です。
これらを知っておけば、わざわざ「反対」なこと書いてあるな(´・∀・`)、本文中に全く書かれていないことをどや顔で選択肢に書かれているやん💢など、楽しみながら選択肢を消していけるようになると思います。

これらのテクニックを使って、国語と英語の文章問題は高得点を狙いましょう!!

過去問演習で自分の目で確認しよう

断定表現を使用している選択肢は不正解で、曖昧表現を使用している選択肢が正解である。
問題作成手法を知れば、正解を選びやすくなると紹介しました。

しかし、これらを知っているだけでは高得点を取ることができません。

実際に自分で過去問を解いてみて、断定表現が不正解になっていて、曖昧な表現が正解になっていることを確認してほしいです。
もちろん、不正解の選択肢を問題作成の5パターン別に分類してみてほしいです。

これらの観点で過去問演習の見直しをするだけで、ライバルを一気に引き離すことができます。

結局、人は自分で実際に確認しないと自信がもてないので、テスト本番にやっぱり断定表現の方が言い切っていて自信満々なので正解の選択肢だと思ってしまうものです。

しかし、過去問で断定表現が不正解であることを実際に確認していると、テスト本番では「断定表現だ!不正解だ!!」と自信を持って消去することができます。

「テクニックを学んで、過去問で実践を繰り返す」ことが、テストで高得点を取るためには一番の近道です。

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