――追い詰められた受験生だった私から、今の君へ――
一浪の冬、私はかなり追い詰められていた
国立大学前期試験を前にしている今、この記事を読んでいるあなたは、きっと少なからず不安を抱えていると思います。
特に、一浪して迎える受験、そして思うように結果が出ていない人ほど、「もうこれ以上失敗できない」という重圧を感じているのではないでしょうか。
かつての私は、まさにそうでした。
一浪の冬、精神的にもかなり追い詰められていました。
現役のときは「まだ一年ある」と思えていたのに、一浪すると状況は一変します。
「今年ダメだったらどうなるんだろう」
「周りはもう進路が決まっているのに」
そんな焦りが、毎日のように頭を支配していました。
どこの大学にも受からず、残ったのは第1志望の前期試験だけ
私の場合、私立大学も含めて、どこの大学にも合格できませんでした。
最後に残ったのが、第1志望校の国立大学前期試験でした。
しかし、希望に満ちていたかというと、正直そうではありません。
共通テストの判定はE判定。
データ上は「合格の可能性はかなり低い」と言われる状態です。
一浪で、E判定。
今振り返っても、あの状況は相当きつかったと思います。
「もう無理なんじゃないか」
「挑戦するだけ無駄なんじゃないか」
そんな考えが何度も頭をよぎりました。
それでも前期試験を受けると決めた理由
それでも、私は前期試験を受けることを決めました。
理由は、とてもシンプルです。
ここまでやってきたのに、逃げたくなかった。
E判定だからといって、試験を受けなければ、結果は最初から決まってしまいます。
でも、受ける以上、結果は最後の答案が採点されるまで分かりません。
一浪して、これ以上後悔を増やしたくなかった。
「ダメだったとしても、やれることは全部やった」と言える状態で終わりたかったのです。
意識したのは「平常心」でいること
前期試験当日、私が一番大切にしていたのは、平常心でした。
E判定だからといって、特別なことをしようとすると、逆に空回りします。
「逆転しなきゃ」「奇跡を起こさなきゃ」と思うほど、視野は狭くなっていきます。
だから私は、試験を「いつも通りの演習」だと思うようにしました。
模試の延長。
赤本演習の続き。
そう言い聞かせて、問題用紙を開きました。
最後まで信じたのは「赤本」だった
不安なとき、私を支えてくれたのは赤本でした。
赤本には、その大学が長年出してきた問題が詰まっています。
つまり、「この大学が何を評価したいのか」が、はっきり表れている教材です。
私は、赤本を解く中で、
「この大学は、完璧さよりも思考の過程を見るな」
「ここは基礎を丁寧に書ければ点が来るな」
そんな感覚を少しずつ掴んでいました。
本番で問題を見たとき、
「これは赤本でやった流れに近い」
そう感じられた瞬間がありました。
そのとき初めて、
「E判定でも、ここに来た意味はあった」
と心の底から思えたのです。
判定は「過去」、試験は「今」
共通テストの判定は、あくまで過去のデータに基づいたものです。
前期試験本番のあなたの集中力、答案の書き方、問題との相性までは反映されません。
一浪して、追い詰められて、E判定だったとしても、
ここまで積み重ねてきた努力は、確実にあなたの中に残っています。
前期試験は、まだ終わっていません。
まとめ|前期試験に挑むあなたへ伝えたいこと
最後に、私から今の受験生に伝えたいことをまとめます。
- 判定に飲み込まれないこと
E判定は「今までの結果」であって、「これからの結果」ではありません。 - 特別なことをしようとしないこと
逆転を狙うより、「いつも通り」を貫く方が力は出ます。 - 赤本を信じること
赤本は、あなたと志望校をつなぐ一番確かな教材です。 - 最後まで逃げないこと
一浪で追い詰められていても、挑んだ事実は一生残ります。
前期試験は、あなたがここまで努力してきた証を示す場所です。
どうか最後の一科目、最後の一行まで、自分を信じて書き切ってください。
心から、応援しています。

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