現役で志望校に合格できなかったら浪人すべきか?浪人経験者が考察!!

大学受験で浪人経験があるスカイズです。
この記事を見たということは第1志望校に落ちて浪人を考えている受験生でしょう。

浪人経験がある私は浪人することはおすすめしません。断固反対します。
この記事では、浪人を反対する理由を紹介していきます。

浪人を反対する理由3選

スラムダンク 三井寿

出典:スラムダンク(SLAM DUNK) 井上雄彦 著 集英社

私が浪人を反対する理由は3つあります。
私が経験したことで3つ挙げますので、参考になれば嬉しいです。

浪人して成績UPする人は20%

浪人を考えている受験生の最大の勘違いは「浪人すれば志望校に合格できる」と思っていることです。

現実では浪人で成績が向上する人は浪人生の20%しかいません。
さらに、20%の浪人生が成績UPしていますが、志望校の合格レベルまでに達した者はもっと少ないです。
この統計は私の浪人経験からも相違ないと思います。

さらにさらに、残酷なことを紹介します。
その残酷なことは「20%の浪人生が成績DOWNしてしまう」ことです。

浪人生には学校行事や仕事がないので、生活に必要な行為以外はすべて受験勉強に費やすことができます。
それにもかかわらず、20%の浪人生が成績を落としています。

もちろん、毎日勉強していた浪人生が成績を落とすということは稀かもしれません。
しかし、浪人して来年こそは志望校合格を勝ち取ろうとしているあなたが生活環境が変わることで、
全く勉強に身が入らなくなる可能性があることを忘れてはいけません。

つまり、浪人しても第1志望校に合格できる可能性は高くありません。
むしろ、成功率は低いです。
それでも、あなたはもう1年を大学受験に費やす覚悟はありますか。

高校卒業後の1年はとても貴重

あなたが大学受験に費やそうとしている1年はとても貴重です。
まだ10代の受験生にはわからないかもしれませんが、アラサーでも10代の1年がとても貴重であることは実感しています。

もし、あなたが10代最後の1年を大学受験以外にかけられること考えてみてください。
大学で新しいことを学んでいます。
新たな土地で新たな友人を作っています。
そして、バイトをして欲しいものを自分のお金で手に入れています。
さらに、親元を離れ1人暮らしという「自由」を手に入れているかもしれません。

そして、今年現役合格した人は受験勉強のことは遠い過去として忘れ、青春を謳歌しています
そのため、現役合格した友人はあなたに気を使い、関係が疎遠になりがちです。

しかし、浪人したあなたは、高校生の時に学んだことをもう1回学び直します。
新たな学びはほとんどありません。
周囲の浪人仲間はゴリゴリ同じ内容を勉強しています。
経験してみると分かりますが、この環境は暗くて厳しいです。
光がない世界だと思ってしまいました。

わざわざ浪人して暗くて厳しい世界に身を置いてまで、志望校に合格したいですか。

第1志望校入学後も苦戦する

厳しい浪人生活を経て、見事第1志望校に合格したと仮定しましょう。
「おめでとうございます!!」と言いたいところですが、現実は厳しいです。

あなたの同級生はほとんどが年下です。
社会に出れば珍しくありませんが、あなたにとっては初めての経験でしょう。

年下が同級生はまだダメージ少ないですが、同い年の先輩は強烈です。
浪人という厳しい環境を耐え抜いたにもかかわらず、同い年の先輩の方が大人に見えます。
そのため、浪人時代を振り返ると、「私はなんて無駄な時間を…」と考えざる得ません。

そして、極め付けは同級生の学習能力の高さに圧倒されます
なぜなら、あなたが1年余分にかけて入学した大学に現役で合格しているからです。
地頭も勉強効率も年下の同級生の方がはるかに上です。
大学の定期試験ではプライドを捨てて、何度も助けてもらわなければなりません。
私はこの経験で自分の無力さに落ち込みました。

辛い浪人生活を乗り越えて第1志望校に合格してもこの仕打ちです。
それでも、あなたは浪人して志望校に合格したいですか。

医者になりたい人は浪人すべし

私は先の3つの理由から浪人すべきではないと考えています。

しかし、浪人してでも挑戦すべきと考えていることがあります。
医者になりたい受験生が医学部医学科を目指して浪人することです。

日本で医者になるためには、医学部医学科を卒業する必要があります。
なぜなら、医学部医学科を卒業しないと、医師国家試験の受験資格が得られないからです。
(他の医療系も当てはまりますが、普通に勉強していれば大学に落ちることはないはずです)

そして、国立の医学部医学科は東大レベルの難しさがあります。
(約半数は浪人生です。2浪以上も珍しくないです。)

地頭が良く、効率よく勉強できても間に合わなかった可能性は十分にあります。
このような受験生はもう一度挑戦して、医師になって欲しいと考えています。

医学部医学科志望以外は浪人すべきではない

浪人の成功経験がある私は次の3つの理由から浪人はすべきではないと考えます。

  • 浪人の成功率は低い
  • 貴重な1年を無駄にする
  • 志望校に合格しても苦労する

(ただし、医学部医学科はレベルが違うので再挑戦しても良いと考えています。)

つまり、合格できなかったことは仕方がないので、大学という新たな環境で新たな挑戦をしていきましょう!!

私の苦しい経験を読んでも、再挑戦したいという猛者も否定はしません。
あなたが浪人という選択をしたのならば、私も全力で応援します!!

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