大学進学を目指している高校生や浪人生が絶対に一度は疑問に思うことがあると思います。
その疑問とは、「長い時間を費やして勉強して、大学に行く意味があるのか?」ということです。
私が高校生や浪人生の時もそう思いました。
さらに、私は大学在学中もずっと考えていました。
しかし、何も考えずに親や教師などの大人たちに言われるがまま大学に進学した大学生がほとんどです。
しかし、あなたは「なぜ(Why)大学に進学する意味があるのか?」という疑問を持っただけでも、すばらしいことです。
絶好の機会ですので、大学進学の意味についていっしょに考えていきましょう!
意味を見つけることができれば、今後のモチベーションも上がるはずです!!
大学進学の意義はあなたが決めるもの
最初に言っておきますが、大学進学の意義に正解はありません!!
高校生や浪人生の時は、既に先人たちが既に導き出した正解を学校で学び続けてきました。
そのため、正解がないということにとても驚かれたことでしょう!!
高校を卒業すれば、「大学進学の意義とは?」だけではなく、正解のない問題にぶつかると思います。
今後の多種多様の問題に備えて、今大学進学の意義についてしっかり考えていくことはとても勉強になります。
大学進学の意義に正解がないと言う理由は、「人それぞれが目指す生き方が違う」からです。
人によっては、教師になりたい、医師になりたい、弁護士になりたい、エンジニアになりたいなど職業を中心に人生設計を組み立てる人もいます。
一方で、子供をたくさん授かりたい、両親の近くで生活したいなど家族を中心に人生設計を組み立てる人もいます。
中には、世界を旅したいなど趣味を中心とした人生設計を組み立てる人もいます。
普通科の高校では大学進学が主な目的なので、高校には同じ目標を目指す友達がたくさんいました。
しかし、大学には目標が同じとする人はほとんどいません。
このように、人はそれぞれ目指す生き方が違うので、大学進学の意義は人それぞれ異なります。
大学進学はあなたが望む生き方をするためのひとつの「手段」に過ぎません。
そのため、大学進学の意義はあなたが決めることであり、他人に教えられるものではありません。
もちろん、大学に進学しないという「手段」を取ることも間違いではありません。
あなたが大学に進学しないと決断したのなら、あなたにとっては大正解となります。
つまり、「大学進学の意義はあなたに教えることができません!あなたが自分で考えてください」ということが結論になります。
とはいえ、それでは無責任すぎるので、代表的な大学進学することでできることを紹介します。
これらを参考に、あなたが大学進学の意義について考えてくれると、すごく嬉しいです!!
大学進学でできること
ここからは、大学進学する代表的な例を紹介します。
ひとつでも、あなたが思い描く未来に役立つものがあれば、大学に進学する意味があります!!
興味がある分野の勉強や研究ができる
大学は学問を修めて、さらに発展させることができます。
大学本来の存在意義でもあります。 大学は学問を修めるために必要な環境が非常に充実しています!!
例えば
- 世界をリードする専門知識と経験を有する先生方がたくさんいる
- 世界に数冊しかない希少価値がある書籍を蔵書している図書館がある
- 世界に一台または数台しかない実験設備がある
- 世界の研究結果が発表されている論文が読み放題である
他にもたくさんありますが、研究のためにこれほどの環境がそろっている場所は大学以外にはないと思います。
以上で挙げた中でも、一番注目すべき点は大学にはある分野をリードする専門家の先生がたくさんいることでしょう!!
高校を卒業したばかりの大学生が世界一といえる専門家に会うこと環境はとても恵まれている場所であるといえます。
なぜなら、インターネットが普及して誰でも情報が容易に入りやすくなったとはいえ、現場に直接関わっている専門家には会うことができないからです。
専門家に直接会って生の議論をすることは、書籍や動画で読み書きすることよりもためになります。
つまり、「ある分野の学問を学びたい! 修めたい! 」という方の大学に入る意義は「学問を修める環境が充実していて、学問を学べる」からとなります!!
大卒向けの入社試験を受けられる
大学を卒業すると、大卒向けの入社試験を受けることができます!
最近の大学生が大学に進学する意義はほとんどが就職のためだと思います!!
民間企業には総合職と呼ばれる会社を将来担う人材を採用して、教育してくれる採用区分があります。この総合職の採用は基本的に大卒または大学院卒の学歴が必要条件となっています。
私が就職活動で見かけた大卒または大学院卒の学歴が必要ない総合職は、地方公務員だけでした。
(地方公務員は年齢だけ条件を満たしていれば採用試験を受けることができます)
つまり、いわゆる大企業に就職して、会社の中核人物となりたい方は大卒という学歴は必須となります。
大企業の総合職に就きたい人にとって、大学に進学する意義は「大卒の学歴を得るため」となります。
24時間365日自分のために時間を費やせる
大学生は基本的にすべての時間を自分のために使用することができます!!
会社の利益や家族のこと(親孝行はした方がいいですが…)を気にせずに、自分がやりたいことだけに熱中することができます。
そのため、大学進学後に部活やサークル活動に熱中する人もいます。
他にも、大学に進学しても興味のない講義には出席せずに、図書館に閉じこもり自分が学びたい分野だけ勉強したり、趣味を発展させて1人で会社を立ち上げてビジネスをしたりする人もいます。
こんなに自由な行動をしていても、法律さえ犯していなければ、怒る人は両親以外にはいません。
自分がやりたいことがある人はそれに熱中するのも良し! やりたいことが分からない人も色々なことに挑戦して、やりたいことを探求することももちろん良しです!!
つまり、自分のために自由な時間が欲しいという方には、「24時間365日自分のために使うことができる大学生になれること」が大学に進学する意義となります。
最低限の能力の証明と社会的信用が得られる
大学を卒業すれば最低限の学力があることと社会的信用を得ることができます!!
大学卒という学歴があれば、義務教育のみを受けた中卒の人よりも大学受験を突破できる学力と忍耐力などがあると客観的に判断することができます。
もちろん、中卒の人の中にも大卒を遥かに凌駕する学力と忍耐力を備えている人もたくさんいます。
しかし、中卒の学歴だけでは学力と忍耐力などを備えていることを証明することができません。
ゆえに、大卒という学歴だけで、ある程度の学力と忍耐力などを証明することができるため、社会的信用が得られるというわけです。
学力と忍耐力を備えていることを示せれば、就職しやすいくなります。
先ほど、大学生は24時間365日自分のために時間を費やせると述べました。
しかし、自由な時間を費やせるメリットは「大学生」だけでなく、「無職」でも成り立ちます。
(無職の方がもっと気兼ねなく自由に使えます)
しかし、「大学生は無職よりも社会的信用性が高い」です。
さらに、有名大学の学生ならさらに社会的信用が高まります。
あなたがビジネスを立ち上げる際にしても、あなたが大学生あるか無職であるかで社会的信用ががらりと変わります。
そのため、大学生はビジネスに協力してくれたり、出資してくれたりしやすくなります。
もし、ビジネスに失敗しても、普通に大学を卒業して就職すればいいだけの話です。
ゆえに、大学生は社会的信用と自由、そして保険を持ち合わせて、好きなことができます!!
あなたは何を成し遂げるために大学に進学しますか?
大学に進学することでできることを紹介してきました。あなたが大学に進学したいという気持ちが高まったものがありましたか?
もし気持ちが高まるものがあれば、それがあなたの大学進学の意義だと思います!!
もちろん、今回挙げたこと以外にも大学に進学することでできることはたくさんあります。 あなたなりの大学進学の意義を見つけて、受験勉強に励んでいただければと思います。
是非、高校生や浪人生たちには、大人たちに言われたから大学に進学するのではなく、あなたの自分勝手な理由で大学に進学してほしいです!!
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