大学生が1人暮らしを始めるときにはやるべきことがたくさんあります。
住む家を決めたり、電気やガス、水道などのライフラインやネット回線などの契約をしたりいろいろあります。
しかし、すぐには生活に支障は来さないが、後々支障になってくる忘れやすい手続きがあります。
それは住民票の異動手続き(転入手続き)です。住民票の異動は法律(住民基本台帳法第22条)で定められているため、必ず行う必要があります。
しかし、大学生の1人暮らしの場合、住民票を地元においたまま移さない方がいらっしゃいますが、移した方がいろいろ便利です。
今回は住民票が移したくなる便利なことを紹介します。
もし、住民票を移さなかった場合いろいろ支障が出ます。
なので、住民票の異動手続きは必ず行ってください。
身分証明書に記載される住所が現住所になる
住民票を異動させることの最大のメリットは「免許証などの身分証明書に開催される住所が現住所になる」ことです。
現住所になるだけかと思うかもしれませんが、地味に嬉しいメリットです。それでは、詳しく紹介します。
免許の取得やクレジットカード発行などの手続きが簡単になる
大学生になると身分を証明する機会が格段に増えるからです。クレジットカードや銀行・証券口座、免許を取得するとき、バイトをするときに必要になります。(私が大学生のときは、電気やガスなどの公共料金の領収書で大丈夫でしたが、今はマイナンバーも必要なので厳しいと思います。)
ちなみに、学生証は身分証明書にならないことが多いです。身分証明書には最低氏名・生年月日・住所が必要です。しかし、ほとんどの学生証が個人情報保護の観点から住所が記載されていないからです。
ゆえに、免許証などの身分証明書に現住所が記載されていることは非常に重要なメリットになります。
運転免許の取得と更新を新居住地で行える
運転免許の取得と更新は原則住民票が置かれている都道府県の公安委員会で手続きをする必要があります。
運転免許を取得するためだけに、帰省するのは非常に面倒くさいです。さらに、交通費もかかります。夏休みや春休みなどの長期休暇中ならまだいいかもしれませんが、大学がある期間に帰省することはほとんど不可能です。(運転免許に関する各種手続きは土曜日は休み、日曜日は激混みします)
更新するときも非常に面倒くさいです。更新に関しても誕生日月が夏休みや春休みならいいのですが、そうでないといつ更新に帰ればいいか迷ってしまいます。
あなたが面倒くさいことと交通費がかかることが嫌いなら、住民票は移しておくべきです。
親の監視下から離れ(自立)により、自由と責任を手に入れることができる
住民票を移すと親の監視から離れやすくなります。
もし、住民票が実家のままだと、クレジットカードの明細などがすべて実家に届きます。(現住所に郵送する手続きもできますが、面倒くさいです。)
大学に進学させる親は厳しい方が多いと思うので、監視されていると思います。私は怪しいことをしているわけではないが、販売履歴とか私が知らないうちに知られたくなかったので、現金をよく使用していました。(キャッシュレスの方がお得なのにもったいないですね…)
また、、私の時代には問題になりませんでしたが、これからはバイトなどでお金を稼ぐにもマイナンバーが必要なので、証明する書類も住民票を移した方が簡単に手に入ります。
しかし、クレジットカード明細は毎回確認しないと、不正利用などを発見することができません。自由にできるということは責任がつきまとうので、注意が必要です。
大学生は学生ですが、大人ですので自立と責任を自覚するために、まずは住民票を移してみたらどうですか?
新居住地での選挙権(および被選挙権)が得られない
選挙では住民票を置いているところの選挙区の選挙権が得られます。つまり、住民票を異動させてないと、新しく住んだ地域の様々な選挙(都道府県知事や議員選挙など)に参加することができません。
国政選挙なら選挙区が違っても地元の選挙区で参加できますが、投票するには原則地元に戻らなければなりません。(「不在者投票」制度を利用すれば新居住地で投票ができますが非常にややこしく、時間がかかります!!)
若者(特に20代)の選挙投票率はほかの世代に比べて非常に低いものとなっています。これは「若者ための政治は行わなくていいですよ」という若者の総意を示しています。私はこの現状は極めてまずいと考えています。
もし、投票したいという候補者がいなくても投票することで投票率は上がります。すると、若者も政治に関心があり監視してますよということを伝えられます。そうすれば、若者向けの政策が行われる可能性が出てきます。
そのために、手軽に選挙に参加できるように住民票を移すことをおすすめします。
新居住地の公共サービスを受けることができない
こ実際には図書館の利用や万が一の時の消防、救急などの公共サービスは受けることができる場合がほとんどです。(新居住地に大学生向けの給付金制度などがあるのかはわかりませんが、ある場合はもちろん受けられません)
ただ、公共サービスを利用した場合に罪悪感を感じることになるので、住民票を移すことをおすすめします。(実際、私は救急車で運ばれたことがあるのですが、救急車の中や病院で現住所を教えるのに苦労しました。)
まとめ
大学生の一人暮らしは自立の第一歩なので社会で支障なく生活でき、そしてできるかぎり両親に迷惑をかけないためにも住民票を移すことを忘れないようにしましょう!
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